大切な人にはいつも笑っていてほしい。

「あの人喜んでくれるかな」という気持ちが1番にあって、

その人の喜ぶ顔を見て、自分も嬉しくなって。

その人が悲しい顔をしていたら、

自分が笑顔にしてあげようと振る舞う。

例え自分が傍にいなくなっても

あなたが幸せで、笑顔の日々を送っていますように。

そう願う、温かな心をもつ人をイメージして【昼想夜夢】という作品を作りました。

母親のような感情だなぁと思いつつも、

製作しながら過去の事を思い出していました。

過去に、私の事をそんな風に大切に想ってくれる人がいました。

いい思い出ばかりではないけれど、

自分の事を大切にしてくれたその記憶は、私にとっては宝物。

辛い時、「自分は誰かに大切にされたことがある」というのはとても大きな力になります。

その人とはお互いに大きな傷が残る別れ方になってしまったけれど、

サヨナラの時には「今までありがとう」と感謝の言葉をくれて、

数年後の一番最後のメッセージでは「絶対に幸せでいて」という言葉をくれました。

ガキんちょな私は、サヨナラの日に感謝の言葉を言えなかったし、

最後のメッセージの日も感謝は伝えられたけど、「あなたも幸せでいて」とは言えませんでした。

それから数か月経った今、

あの人に大切にしてもらえた私はきっと、別の誰かを同じように大切にできる。

また、きっと私の事を大切にしてくれる人に出会える。

そう信じて前を向くことが出来ています。

この服を手にする方が、辛い事や挫けそうな事があっても

温かな記憶を思い出して前を向けますように。

その温かな記憶を、また次へと繋げますように。

そう願っています。

これからも、Denphalaeを愛してくれる皆さんが

にこにこ前を向いていける作品を、

届けていきたいです。